巨人・若林「完璧な手応えで気持ち良かった」 1―2の8回、先頭の代打で初球を同点アーチ 右翼上段へ

[ 2021年8月13日 21:47 ]

セ・リーグ   巨人4―2中日 ( 2021年8月13日    東京D )

<巨・中(15)>ヒーローインタビューでガッツポーズを見せる若林(左)と岡本和 (撮影・森沢裕)
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 東京五輪開催による1カ月間の中断期間を終え、プロ野球のリーグ戦が再開。首位・阪神を2ゲーム差で追いかける2位・巨人は4位・中日相手に一度は逆転を許したものの4―2で競り勝ち、連敗を2で止めた。その後、阪神が敗れたためゲーム差は1に縮まっている。

 巨人は1―2で迎えた8回、先頭で代打に出た若林が中日3番手右腕・又吉の代わりバナとなった初球、真ん中直球を右翼スタンド上段に叩き込む起死回生の同点4号ソロ。さらに1死後、坂本、丸の連続四球で得点機を築くと、リーグトップ岡本和に今季81打点目となる左前適時打が出て勝ち越した。2死後には大城も右翼線へ適時二塁打を放って4点目。山口、大江、高梨、桜井とつないだ投手リレーを最後はビエイラが締めくくって勝ち切った。

 試合後、先陣を切ってお立ち台に上がった若林は「もう割り切って。初球から思い切っていこうと思って打席に立ってました」とし「完璧な手応えで気持ち良かったです」と1球で仕留めた特大同点弾を振り返った。先発右腕・山口は6回まで1安打無失点も1―0で迎えた7回にビシエドに逆転2ランを浴びて降板。このまま終われば好投報われず敗戦投手となるところだった。「(山口)俊さんが粘って投げていたのでバッター陣が何とか…っていう気持ちだったので、まずは追いつけて良かったと思います」。山口の黒星を消す一発に安どの表情を浮かべる若林だった。

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