巨人、リーグ再開試合で競り勝ち！8回若林同点弾の後、岡本和勝ち越し打　侍・坂本いきなり猛打賞

セ・リーグ   巨人4―2中日 （ 2021年8月13日    東京D ）

＜巨・中15＞8回、同点ソロを放つ代打・若林（撮影・島崎忠彦）
Photo By スポニチ

　東京五輪開催による1カ月間の中断期間を終え、プロ野球のリーグ戦が再開。首位・阪神を2ゲーム差で追いかける2位・巨人は4位・中日相手に一度は逆転を許したものの4―2で競り勝ち、連敗を2で止めた。敗れた中日は4連敗で、自力優勝の可能性が消滅している。

　巨人は初回、中日先発右腕・柳から松原、坂本が連打を放って無死一、三塁とし、丸が3連打目となる右前適時打を放って先制。だが、その後も毎回のようにチャンスを作りながらあと1本が出ず、1―0のまま迎えた7回だった。6回まで1安打無四球と好投していた先発右腕・山口が先頭の大島を初めての四球で歩かせると、続く主砲・ビシエドにこの試合110球目となった外角低めスライダーを左翼スタンド中段まで運ばれ、痛恨の逆転2ラン被弾。その後も続投したが、2死一、二塁となったところで降板し、3勝目はならなかった。

　それでも8回には先頭で代打に出た若林が中日3番手右腕・又吉の代わりバナとなった初球、真ん中直球を右翼スタンド上段に叩き込む起死回生の同点4号ソロ。さらに1死後、坂本、丸の連続四球で得点機を築くと、リーグトップ岡本和に今季81打点目となる左前適時打が出て勝ち越した。2死後には大城も右翼線へ適時二塁打を放って4点目。山口、大江、高梨、桜井とつないだ投手リレーを最後はビエイラが締めくくって勝ち切った。

　なお、東京五輪で侍ジャパンの金メダル獲得に大きく貢献した坂本は初回から3打席連続安打を放ち、広瀬淑功（南海）に並んで歴代9位となる通算169度目の猛打賞。死球による左手中指骨折で戦列を離れていた吉川は64日ぶりスタメン復帰を果たして3打数無安打だった。