中日・福留 落合に並んだ!44歳2度目の猛打賞 三塁打出ずサイクルあと一歩「足がもちません」

[ 2021年7月11日 05:30 ]

セ・リーグ   中日6ー2DeNA ( 2021年7月10日    バンテリンD )

<中・D>5回1死、福留は中日復帰後、本拠地初となる右越えソロホームランを放つ(撮影・椎名 航)
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 中日・福留が約1カ月ぶりの3連勝を呼んだ。4―0の5回1死から平田のスライダーを竜党の待つ右翼席へ。「追い込まれていたが、バットの芯に当たった。応援してくださっている方のところへ届き、守備の時も拍手をいただいてうれしい」。復帰後初の本拠地弾で、ナゴヤドーム時代の07年6月11日のロッテ戦以来、5143日ぶり。7日の巨人戦での1号は空砲だっただけに「勝ったのが一番大きい」と喜んだ。

 4回は左前打、7回は右翼線へ二塁打。三塁打は出ずサイクル安打を逃し、「足がもちません」と苦笑いだ。4安打した5月29日の日本ハム戦以来、2度目の猛打賞。44歳を過ぎてからの複数回達成は98年落合博満(日本ハム)以来の4人目で、3度目へ伸ばせば79年野村克也(西武)に並ぶ年長記録になる。「偉大な方々の中に名前が載るのはありがたい。励みにやっていけたら」と謙虚だった。

 大先輩に届ける一発でもあった。06年の第1回WBCでは不振で先発を外れた韓国との準決勝で代打決勝弾。「お前ならいける」と送り出してくれたのが、打撃コーチの大島康徳さんだ。中日OBで6月30日に死去。「すごく気さくに声をかけて気配りされる方。残念」。同氏が引退したときと同じ44歳。衰えるどころか輝きを増す一方だ。(徳原 麗奈)

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