三重 65得点の大会最多得点で発進 12本のランニング本塁打 沖田監督「わざとアウトにはできない」

[ 2021年7月11日 21:51 ]

第103回全国高校野球選手権三重大会 1回戦   三重65―0徳風 ( 2021年7月11日    ドリームオーシャンスタジアム )

 1969年の選抜で優勝するなど、甲子園通算25度の出場を誇る名門・三重が、夏の三重大会史上最多得点となる65点を挙げ、初戦を突破した。創部2年目の徳風を相手に初回から順に16、10、28、11得点。相手外野守備の隙をついて、12本のランニング本塁打も記録した。

 沖田展男監督は「難しい部分もありましたが、わざとアウトになることはできない。相手投手は四死球が2つぐらいでしたし、点差ほど疲れを感じる試合にはなりませんでした。最後にピッチャーゴロでアウトを取った際にはガッツポーズも出ていた。誰しも、ああいう気持ちで最初は野球を始めるのだと思います」と振り返った。

 昨秋の東海大会では中京大中京に敗れてベスト4。今夏はこの日、先発して1回を零封した2年生右腕・上山をエースに据え、18年の選抜以来となる甲子園出場を目指す。沖田監督は「ピッチャーの顔ぶれが昨秋、今春と比べても全然違う。ここが大きなところです」と力を込めた。

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2021年7月11日のニュース