オリ・天敵マルで打てん…計19回でわずか1得点 リーグV&五輪金獲りへ次こそ攻略や!

[ 2021年7月11日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス1ー3ソフトバンク ( 2021年7月10日    ペイペイD )

<ソ・オ>3回、柳田に2ランを浴びベンチに戻るオリックス・山崎福(撮影・中村 達也)
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 オリックスは「天敵」を攻略できず、首位ターン確定を持ち越した。マルティネスには今季3戦3勝を献上し、計19回で1点だけ。中嶋監督は「簡単な投手ではないですし、5回までで105球、よく投げさせたとは思うが…」と唇をかんだ。

 兆しはあった。3回2死一塁で宗が先制の右中間適時二塁打。マルティネスから今季初得点を奪った。初回の第1打席では粘って10球を浪費させるなど糸口を探ったが、完全攻略には届かなかった。

 25年ぶりのリーグ優勝へ向かうには、苦手投手をつくらないことが重要。頼みの吉田正も1四球の2打数無安打で、今季8打数1安打で打率・125だ。楽天・則本昂ら防御率ランキングに名前のある投手に対しても軒並み打率3割超えの数字を残すだけに、余計に際立つ。難敵右腕は東京五輪でも米国代表入りし、侍ジャパンでも対戦する可能性も高い。悲願の優勝、そして、日本の金メダルへ、マルティネス打ちが期待される。(湯澤 涼)

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2021年7月11日のニュース