帝京・武藤主将がダメ押し2ラン、6回コールド 兄妹そろっての大舞台へ好発進

[ 2021年7月11日 18:37 ]

第103回全国高校野球選手権 東東京大会 2回戦   帝京10―0淑徳巣鴨 ( 2021年7月11日    神宮 )

<帝京・淑徳巣鴨>初戦をコールドで突破し、スタンドにあいさつする武藤主将(左から3人目)ら帝京ナイン(撮影・木村 揚輔)
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 夢は兄妹そろっての甲子園だ。昨夏の東東京独自大会を制した帝京は武藤闘夢(とむ)主将(3年)のダメ押し2ランなどで6回コールドで淑徳巣鴨を撃破。11年夏以来の甲子園へ好発進した。

 「内角の変化球。感触は凄く良かった。でも、その前に凡退してますから」。高校通算8本目を喜ぶよりも初回、4回に凡退したことを反省した。コロナ禍で昨夏の全国高校選手権が中止となり、号泣した先輩たちの姿も決して忘れない。「託されたものがあります」と語気を強めた。

 武藤家にとっても特別な夏だ。妹の咲夢(さくむ)は岩手・花巻東女子硬式野球部の1年生。今夏の全国女子選手権は決勝が甲子園開催とあり、兄妹そろっての大舞台を目指す。桐生商元監督だった父・賢治さん(49)は02年夏に同校を率いて甲子園に出場。「闘夢が生まれたのは群馬大会で私が優勝した02年7月29日からちょうど1年後。夢をかなえてほしいという意味で命名しました」と語った。日々の練習風景を報告し合う武藤家の家族LINEだが、今夏は忙しくなるはずだ。

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2021年7月11日のニュース