正智深谷・島田V撃&完投、「青天を衝け」主人公・渋沢栄一の出身地

[ 2021年7月11日 05:30 ]

全国高校野球選手権埼玉大会1回戦   正智深谷5―3浦和北 ( 2021年7月10日    大宮公園 )

初戦を制し笑顔で記念撮影におさまる正智深谷ナイン(撮影・郡司 修)
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 背番号1は痛みに負けず、投打で主役を演じた。2―3の7回2死満塁で正智深谷のエース左腕・島田翔矢(3年)が走者一掃の逆転二塁打。「自分が打ったというより、みんなが声で打たせてくれた」と塁上では青空へ拳を突き上げた。

 投打で踏み込む右足に6回に死球を受け、激痛が走った。痛みは最後まで消えなかったが、その足で力強く踏み込み右中間へ逆転打。投げては「最後の夏。自分がマウンドから降りちゃいけない。気合でいきました」と112球を投じ無四球で3失点完投を演じた。

 学校がある深谷市は「青天を衝け」の主人公・渋沢栄一の出身地で注目を浴びている。「野球でも深谷を盛り上げられたら」と島田。昨夏唯一ベンチ入りして4強を経験した男が、チームを埼玉の主役にする。

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2021年7月11日のニュース