神戸国際大付が快勝 逆転2ランの阪上「走者を返すことを意識していた」

[ 2021年7月11日 15:03 ]

兵庫大会 1回戦   神戸国際大付8―1鳴尾 ( 2021年7月11日    明石トーカロ )

<兵庫大会 神戸国際大付・鳴尾>   初回 1死二塁 右越えに逆転の2点本塁打を放ち、西川(左)とタッチする神戸国際大付・阪上 (撮影・成瀬 徹) 
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 今春選抜大会に出場した神戸国際大付が、阪上翔也(3年)の活躍で快勝発進した。

 「3番・右翼」で出場。0―1の初回1死二塁、初球のスライダーを完璧に捉え、右翼席へと運んだ。高校通算30号の逆転2ランを「先制されたので、走者を返すことを意識していた。芯に当たって、いい感じにバットに乗ってくれました」と笑顔で振り返る。主軸の一発で勢い付いた打線は着実に得点を積み重ねた。

 今春選抜大会では1回戦・北海戦、2回戦・仙台育英戦に先発。しかし、昨秋に右肘を痛めた影響でともに1回2/3で降板した。「絶対に(兵庫県で)優勝して、甲子園に行って優勝したい思いがある」。練習試合で自己最速の147キロを計測したが、選抜大会以降、公式戦の登板はない。今大会は野手としての比重を高めて、チームに貢献する。

 青木尚龍監督(56)は「明石(球場)は、しっかり振らないと入らない。初球、見事でしたね」と目を細めた。2期連続、4年ぶり3度目の甲子園大会出場に向け、最高のスタートを切った。

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2021年7月11日のニュース