東京学館・粟飯原 快足3盗塁 11球団スカウト陣高評価「三拍子そろっている」

[ 2021年7月11日 05:30 ]

全国高校野球選手権千葉大会2回戦   東京学館11ー5志学館 ( 2021年7月10日    成田市大谷津 )

<志学館・東京学館>7回に2つ目の盗塁を決めた粟飯原(撮影・柳内 遼平)
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 今秋のドラフト候補に挙がる大型遊撃手の粟飯原(あいばら)龍之介(3年)が自慢の快足で東京学館を大勝に導いた。50メートル5秒9の左打者は1安打も3盗塁をマークするなど2得点で大勝に貢献して「バットで(安打を)取れなかったので、盗塁しようと決めていた」と胸を張った。

 高校通算33本塁打の1番打者は4回に適時内野安打で出塁し、二盗に成功。7回は四球を選び、立て続けに二盗、三盗を決めた。スタンドではプロ11球団のスカウトが視察。ソフトバンク・福元淳史スカウトは「脚力があり、伸びしろがある」と評し、オリックス・早川大輔スカウトも「脚力がある遊撃手は魅力。三拍子そろっている」と高く評価した。

 約3週間前に左足の蜂窩織炎(ほうかしきえん)を発症し、練習試合を欠場していたが「最後の夏なのでやるしかない」とぶっつけ本番で結果を出した。夢のプロ入りへ「ドラフトで選ばれるように死ぬ気でやっていきたい」と力強く誓った。(柳内 遼平)

 ◇粟飯原 龍之介(あいばら・りゅうのすけ)2004年(平16)2月22日生まれ、千葉県香取市出身の17歳。小学1年で野球を始める。佐原中では成田シニアでプレー。東京学館では1年夏からベンチ入り。憧れの選手はソフトバンク・柳田。1メートル80、83キロ。右投げ左打ち。

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