清原和博氏「星野監督なら、ここは死球ですね」 燃える男の伝統の一戦“秘話”明かす

[ 2021年7月10日 22:36 ]

セ・リーグ   阪神1ー8巨人 ( 2021年7月10日    甲子園 )

<神・巨(14)> 甲子園球場に到着する清原氏(中央) (撮影・平嶋 理子)
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 元プロ野球選手の清原和博氏(53)が10日、甲子園球場で行われた阪神―巨人14回戦のカンテレ「プロ野球中継」で、PL学園の後輩でもある片岡篤史氏(スポーツニッポン評論家)とともに解説を務めた。番組の中では、かつて阪神の監督も務めた星野仙一さんの“秘話”も明かされた。

 場面は、5回。この日、本塁打を放ったウィーラーが打席に立った時だった。清原氏はおもむろに「ウィーラー選手、調子いいですね。星野監督であれば、ここはデッドボールですね」と解説した。「本当に、甲子園球場の満員の時でも、打席の中で一塁ベンチの星野さんの“いけー”という声が聞こえましたからね。もう、投手は僕よりも星野さんの方がはるかに怖いわけじゃないですか」と、清原氏相手に、星野監督が内角へ厳しい球を要求していたエピソードを明かした。

 現役時代から、打倒巨人に燃えたのが星野仙一さん。監督になっても、もちろん“燃える男”ぶりは変わらなかった。清原氏は「調べたことがありますが、(星野監督時代に)巨人が受けた死球は26個で、逆に巨人が阪神にぶつけたのは半分もなかった。倍返し以上、されている。強い打線に向かっていくには必要」と、内角攻めの重要性を言及。現役時代に通算196死球を受けた日本記録保持者だけに、何とも説得力があった。

 特に、この日の阪神投手陣は、ウィーラー、坂本、岡本和と主力に本塁打を浴びていただけに、清原氏は「巨人打線に気持ちよく踏み込ませたらダメですよね。インコースを攻めないとなかなか抑えられない」と、星野監督のように“燃える男”として解説していた。

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