清原和博氏 巨人・ウィーラー&坂本の一発に「心の強さ感じる」 前日の失策を取り返した精神力を称賛

[ 2021年7月10日 19:24 ]

セ・リーグ   阪神―巨人 ( 2021年7月10日    甲子園 )

清原和博氏
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 元プロ野球選手の清原和博氏(53)が10日、甲子園球場で行われた阪神―巨人14回戦のカンテレ「プロ野球中継」で、PL学園の後輩でもある片岡篤史氏(スポーツニッポン評論家)とともに解説を務めた。

 試合は序盤から巨人が大量リード。4-0で迎えた3回に、ウィーラーが阪神・先発の伊藤将から10号ソロ弾を放った。清原氏は「球自体は伊藤投手は悪くなかったんですが、ウィーラー選手の状態がいいということもあって、インコース低めをうまくすくい上げましたね。でも、タイガースにとっては、この追加点は痛いですね」と解説した。

 前日9日の阪神戦では、ウィーラーと坂本の2人の失策が失点につながり、敗因の1つにもなった。これについて清原氏は「やはり、天王山というところで、自分のエラーから点に絡んだというのは本当に野球選手としては一番こたえますよね」と話し、さらに「次の試合で何とか取り返そうとするが、ほとんどが空回りしてしまう。それをしっかりと2人とも結果を出したのは、すごいなと思います」と、自身の経験談もまじえて、2人を称賛した。ウィーラーは初回に適時打を放ち、3回の2打席目に本塁打。また坂本も初回に左翼線二塁打を放ち、4回には11号ソロも放った。

 さらに清原氏は自身の現役時代を振り返り、「それ(取り返そうとする気持ち)が力みとなって、空回りしていって、どんどん調子を悪くする時もあります。それを翌日にすぐ返したというのは、ウィーラー選手と坂本選手のメンタル、心の強さを感じます」とうなった。

 清原氏は、09年の日本シリーズ第2戦以来12年ぶりの解説で、伝統の一戦では初。また、甲子園を訪れるのは、夏の甲子園大会決勝を観戦した18年以来となり、試合前からスタンドの野球ファンから注目を集めていた。

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