阪神・秋山の願い 助言した若手台頭で「自分が振り落とされることも…」 そこまで覚悟できる理由は

[ 2021年7月10日 07:00 ]

セ・リーグ   阪神4-1巨人 ( 2021年7月9日    甲子園 )

<神・巨(13)>7回に雨で中断となりベンチに戻る秋山 (撮影・奥 調)
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 【記者フリートーク】2月の宜野座には先頭に立って声を出し、後輩には惜しみなく助言を送る秋山の姿があった。12年目の30歳。若虎の肩書は外れ、チームの中核を担う存在になった。キャンプ中に聞いた言葉はどれも印象的だった。

 「チカ(近本)が選手会長、大山がキャプテン、ヤギさん(青柳)も副会長で。僕より下の人が役職についてて。任せるとかじゃなくサポートしていきたい。チームが同じ方向を向くには、自分だけ頑張ってても意味ないんで」

 後輩との接し方もそうだ。「その選手がきっかけをつかんで良くなったら自分が振り落とされる可能性もありますよ。でも、チームとして優勝目指してという中でチーム力が上がることが一番なんで」。“捨て身”と言えば本人に怒られるかもしれないが、それほどの覚悟で、右腕は頂点を目指している。(阪神担当・遠藤 礼)

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2021年7月10日のニュース