ソフトバンク・千賀 また抹消 2軍調整経て侍ジャパン合宿へ 工藤監督「時間をかけて投げたほうがいい」

[ 2021年7月10日 05:30 ]

<ソ・オ12>練習を終え引き揚げる千賀(撮影・岡田 丈靖)
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 剛腕が、前代未聞ともいえる2軍から五輪に臨む。ソフトバンクは9日、侍ジャパンに追加招集された千賀滉大投手(28)の出場選手登録を抹消した。工藤監督は「上(半身)で投げてしまうので下(半身)で投げた方が(いい)。ホームベース上の速さの部分ですね」と課題を挙げた。

 千賀は4月6日の日本ハム戦で打球処理中に左足首じん帯を損傷。今月6日のロッテ戦で復帰も、2回2/3で9安打を浴び自己ワースト10失点と炎上。最速は158キロを記録したが、三振を一つも奪えず、直球での空振りは2球のみだった。

 今後は筑後のファーム施設で調整し、12日か13日のウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ)での登板が濃厚。その後、20日の侍ジャパンの仙台合宿に合流する。「五輪の調整のために、というわけではない。彼自身の投球を戻すには、しっかり時間をかけて投げたほうがいい。本人も思っていると思うので。投手とは、どれだけ自信を持ってマウンドで投げるか」と指揮官は復活を期待した。侍ジャパンの命運も左右する2軍調整になる。

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2021年7月10日のニュース