巨人・原監督 降雨コールド負け喫した前日の7回から打線が「動き始めた」 8点大勝に手応え

[ 2021年7月10日 21:55 ]

セ・リーグ   巨人8―1阪神 ( 2021年7月10日    甲子園 )

<神・巨>勝利投手のメルセデスをねぎらう原監督(撮影・大森 寛明)
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 逆転でのリーグ3連覇を狙う2位・巨人は8―1で首位・阪神に大勝して連敗を2でストップ。貯金12とし、阪神とのゲーム差を再び2・5に詰めた。

 初回、松原の四球、坂本の左翼線二塁打、丸の四球で無死満塁とすると、1死後、ウィーラーがチームにとって55イニングぶり適時打となる右前打を放って先制に成功。梶谷が右手甲に受けた死球で押し出しにより2点目が入ると、さらに北村の二ゴロなどで2点を加えてこの回一挙4点が入った。すると、ここから一発攻勢。3回にウィーラーが2戦連発&来日7年連続2桁本塁打となる左越え10号ソロを放つと、4回には坂本が左中間スタンドへ7試合ぶりの11号ソロを叩き込んだ。5回には岡本和が3試合ぶりとなるリーグ単独トップの26号ソロ。7回にも岡本和の中犠飛で8―1と大量リードを奪った。

 試合後、巨人の原辰徳監督(62)は「昨日の7回ぐらいから少し(打線)が動き始めましたね。それぞれがいい役割をしてくれたと思います」と無死二、三塁の反撃機に無念の降雨コールド負けとなった前夜の7回にも触れてコメント。投げては先発左腕・メルセデスが8回途中7安打1失点力投で3連勝を飾り、今季6度目の登板で早くも5勝目(1敗)。「非常にリズムのいい投手で、今日はドミニカのナショナルチームでね、選ばれて。オリンピックに行けるということでそれも非常にいい気持ちの中で、非常に集中力ある素晴らしいピッチングだと思います」と好投を称えた。

 これで今季の阪神戦は7勝7敗。11日は前半戦最後の“伝統の一戦”となる。「明日になってね、まだあんまり考えていませんが。しかし、明日はいいゲームをしたいなと思いますね」と意気込む原監督だった。

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2021年7月10日のニュース