清原和博氏 阪神・佐藤輝は「確実に僕の記録抜く」 新人最多31本塁打の日本記録更新を予言

[ 2021年7月10日 20:05 ]

セ・リーグ   阪神―巨人 ( 2021年7月10日    甲子園 )

清原和博氏
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 元プロ野球選手の清原和博氏(53)が10日、甲子園球場で行われた阪神―巨人14回戦のカンテレ「プロ野球中継」で、PL学園の後輩でもある片岡篤史氏(スポーツニッポン評論家)とともに解説を務めた。試合の中で清原氏が、阪神・佐藤輝のパワーについて絶賛する一幕があった。

 清原氏は、PL学園卒業から1年目に31本塁打をマーク。新人の最多本塁打記録として、いまだにプロ野球記録して残っているが、これについて「確実に僕の記録は抜くと思いますね」と佐藤輝を指名。「自分は18歳の子供でしたが、佐藤選手はもう仕上がっていますからね。今のプロ野球界でもトップクラスじゃないですか。筋肉の付き方とか、スピードは」と絶賛した。

 特に清原氏がビックリしたと挙げたのが、4月9日のDeNA戦で横浜スタジアムの場外まで打球を運んだこと。「私も横浜スタジアムで試合をした経験がありますが、あの右中間の場外に飛んでいくなんて、どう考えても、考えられない。そのパワーは本当にすごい」とうなった。さらに「ヤクルトの外国人選手と、ちょっとにらみ合っていたんですけど、その時、外国人選手がビビっていたんですよ」と、新人らしからぬ強心臓ぶりも評価していた。

 番組内では、佐藤輝が本塁打を放った後に、アイドルグループももいろクローバーZのポーズ「Zポーズ」パフォーマンスをする映像が流れ、清原氏は「ところで、Zってなんですか」と質問。理由を知ると、「へ~。全然、顔に合っていないですね」と“冗談”を口にして盛り上げた。その直後の佐藤輝が右前打を放つと、「打ってくれましたね~」とうれしそうに打球の行方を見つめた。

 佐藤輝は三振も多いが、フルスイングが魅力の一つ。それについて清原氏は「空振りしただけでスタンドが沸く。そういうファンがワクワクするような選手になる可能性がありますし、今も実際にそうですね。小さくまとまろうとせず育ってほしい」とエールを送った。

 さらに本塁打数の予想を聞かれると、清原氏は「言いたかったのは、甲子園は浜風がきついんですよ。松井選手が完ぺきにライトに打っても、ライトフライになっていたんです。それぐらい浜風の影響を受けるんです。東京ドームなら、楽に40本は打てると思います」と太鼓判を押した。

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