東農大三のエース・加藤 141球9K完投勝利「今日は最後まで粘り切れた」

[ 2021年7月10日 05:30 ]

全国高校野球選手権埼玉大会1回戦   東農大三6―2川越南 ( 2021年7月9日    大宮公園 )

 埼玉大会が開幕し、東農大三は川越南との開幕戦を6―2で制し、2回戦に進出した。エースの加藤竜馬(3年)が5安打2失点で完投し「春は100球を超えたところで荒れてしまうことがあったけど、今日は最後まで粘り切れた」と9三振を奪う力投で、141球を投げ切った。

 加藤は高校最後の夏を見据え、制球力を磨いてきた。ブルペンでは、ひもでストライクゾーンを囲み、納得するまで投げ込んだ。この日は3四球で「簡単に四球を出さずに勝負できたのが良かったと思う」と成果が出た。高広聖也監督は「加藤は春と比べて良くなった。(開幕戦の)ストレスがかかる中で心配だったが、粘り強く投げてくれた」と成長した姿に目を細めた。

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2021年7月10日のニュース