原監督 東京五輪代表選出のメルセデスは「素晴らしいピッチング」 侍Jと初戦で対決「正々堂々と」

[ 2021年7月10日 22:29 ]

セ・リーグ   巨人8―1阪神 ( 2021年7月10日    甲子園 )

<神・巨> 好投したメルセデス(左)に声をかける原監督 (撮影・平嶋 理子)                    
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 巨人の来日5年目左腕、C・C・メルセデス投手(27)が前夜の7回途中降雨コールド負けで3・5ゲーム差に開いた首位・阪神戦(甲子園)に先発登板。味方打線の大量援護を受け、8回途中7安打1失点の力投で3連勝を飾り、今季6度目のマウンドで早くも5勝目(1敗)をマークした。

 味方打線が初回にいきなり4点を先取し、その後はウィーラー、坂本、岡本和と主力打者の一発攻勢で大量リード。4回まで毎回走者を背負う投球となったが、5回には初の3者凡退。7―0で迎えた6回、無死一塁を併殺打でしのいだ直後にサンズに一発を浴びたが、失点はこの1点だけだった。

 試合後、巨人の原辰徳監督(62)は「非常にリズムのいい投手で、今日はドミニカのナショナルチームでね、選ばれて。オリンピックに行けるということでそれも非常にいい気持ちの中で、非常に集中力ある素晴らしいピッチングだと思います」と評価。メルセデスは7回までで110球を投げていたが、直後の8回も打席に入って続投した。結局、8回2死から四球と安打で一、三塁のピンチを招いたところで128球降板。この決断については「120ぐらいはね、と思って。元気でしたしね。今日は非常に蒸し暑い中でね。やっぱり『どうだい?』って終わった後、『ドミニカとどっちが暑いんだい?』って。『こっちが暑い。少しカラッとしてる』って。その中でよく頑張った」と舞台裏を明かした。

 東京五輪では今月28日の初戦で侍ジャパンと対戦するドミニカ共和国。日本の強敵になるのでは?の問いには「どうなんでしょうね、そのへんは。まあ、正々堂々と戦うでしょう」と話す指揮官だった。

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