パドレス・ダル 球宴暗雲…左股関節周辺に張りで降板 今季最短3回6失点

[ 2021年7月10日 02:30 ]

ナ・リーグ   パドレス9ー8ナショナルズ ( 2021年7月8日    サンディエゴ )

<パドレス・ナショナルズ>3回6失点で降板するダルビッシュ(撮影・沢田 明徳)
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 パドレスのダルビッシュはナショナルズ戦に先発したが、左股関節周辺に張りを訴え、今季最短の3回、2年ぶりとなる6失点で降板した。ジェイス・ティングラー監督は「試合前から腰の張りを訴えていた。登板には問題なかったが、次第に股関節周辺に張りが出た。本人は投げたがったが、無理はさせられない」と大事を取ったと説明した。

 最速96・2マイル(約155キロ)と球速に大きな変化は見られなかったが、制球が甘く変化球に切れがなかった。初回に先制ソロを被弾後、3長短打を許し計3失点。3回も3連打や犠飛を含めて再び3失点した。チームは0―8から追いつき、サヨナラ勝ちしたため、勝敗は付かなかった。

 ダルビッシュは7勝3敗で前半戦を終了。13日(日本時間14日)の球宴では4年ぶり5度目の選出が決まっている。大谷との初対決も期待されているが、指揮官は「現状でこれ以上のことは分からない。明日の状態を見てからの判断になる」と明言を避けた。(笹田幸嗣通信員)

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2021年7月10日のニュース