都大島、過酷ロードも足腰元気だ14盗塁11点!長い船旅も何のコールドで初戦突破

[ 2021年7月10日 05:30 ]

全国高校野球選手権東東京大会1回戦   都大島11ー2葛西南・聖学園・つばさ総合 ( 2021年7月9日    府中市民球場 )

<葛西南・聖学園・つばさ総合VS都大島>コールド勝ちで初戦を突破した都大島ナイン
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 部員10人の都大島が「足攻」を駆使して初戦を突破した。1―2の4回に内野安打3本に5盗塁を絡めて4点を奪って逆転。終わってみれば9安打14盗塁で11点を挙げ、葛西南などの連合チームを8回コールドで下した。

 今年4月に就任した22歳の高島凱哉(ときや)監督は「10人しかいないが、私も一緒に練習に参加して、実戦を意識して練習してきた。(走塁は)毎日必ずやっている。選手たちが持てる力を出したと思う」と公式戦初采配での勝利をかみしめた。唯一の3年生で主将を務める平野生は「3回くらいからバッティングが良くなって全員の表情も良くなった。練習の成果が出ていることを実感できた」と胸を張った。

 7月3日、神宮球場で開会式が行われた夜に船で移動。4日の試合が雨で流れ、再び島に戻った。過酷な移動を乗り越えての1勝。2回戦へ向け、平野は「厳しい試合になると思うけど、一球一球、全力でやって頑張っていきたい」と意気込んだ。

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2021年7月10日のニュース