岐阜第一・阪口、8球団スカウトの前で8回17K圧投発進!「上位候補」と太鼓判

[ 2021年7月10日 16:51 ]

第103回全国高校野球選手権 岐阜大会2回戦   岐阜第一7―1加茂 ( 2021年7月10日    大垣市北公園野球場 )

<岐阜第一・加茂>力投する岐阜第一のエース・阪口楽(撮影・井垣 忠夫)
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 今秋ドラフト候補の岐阜第一・阪口楽(うた=3年)が“圧投”発進した。「4番・投手」で出場し、高校通算27本塁打の「打」ではなく「投」で初戦勝利に貢献。8回2安打1失点、17奪三振と相手を抑え込んだ。

 初回を3者連続三振と万全の立ち上がり。0―1の2回1死二塁から同点打を許したが、その後は安定して回を重ねた。「最初は冷静になれず、自分の中でフワフワしていた。暑かったですし、力を抜いて制球重視でいきました」。3回以降は許した安打は1本で、二塁を踏ませる事もなかった。リズムのいい投球で中盤の味方の援護を呼んだ。

 スタンドでは巨人、阪神など8球団13人のスカウトが視察。スカウト陣の評価が集まる「打」では結果は出なかった。初回2死二塁では二ゴロ失策で、4回無死からは空振りの3球三振。5―1の7回1死二、三塁の場面では左前打を放ったが、詰まらされた打球が左翼手の前にポトリと落ちる幸運な安打だった。

 「絶対に打たないとと自分を追い込んでいた。初戦は負けられないし、満足いく結果を出したい気持ちが強かった。気持ちが先走って、引っ張りに入ってしまった」

 反省点が口を突くが、スカウト陣の高評価は変わらない。阪神・熊野輝光スカウトは「左右どちらにも長打を打てる打者は貴重。上位候補になってくると思う」と話し、中日・近藤真市スカウトも「ポテンシャルは並外れている。どこかで爆発するでしょう」と“予言”した。

 田所孝二監督は「今日が助走だとしたら、そのうち上がってくる。根拠のない自信ですが、当たれば2、3本放り込む力はあるので」と笑顔だった。阪口の数値目標はあと3本塁打を上積みし、高校通算を「30本」に乗せること。だが「30本は打ちたいですが、まずは甲子園に行くためのバッティングをしたい」と表情を引き締める。母校にとって83年以来、37年ぶりとなる甲子園へ。個人の数字は後回しにし、最後の夏にかける。

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