ヤクルト・内川 代打で初!サヨナラ打 移籍38歳「やっと力になれたかな」

[ 2021年7月10日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト4―3広島 ( 2021年7月9日    神宮 )

<ヤ・広>9回1死満塁、サヨナラ適時打を放ち喜ぶ内川(撮影・白鳥 佳樹)
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 ヤクルト・内川が懸命に左手を伸ばして捉えた打球が中前で弾んだ。1点を追う9回に追いつき、なお1死満塁で代打で登場し、5年ぶり通算6本目のサヨナラ打。「ここで打たないともう出番がないなと思った。気持ち悪くなるぐらい緊張した」。代打では初の劇打で試合を決めた。

 ソフトバンクから移籍1年目。胸に刻むのは春季キャンプでの古田敦也臨時コーチの言葉だ。「“歴代の先輩も含めてオールスワローズで戦おう”と。その言葉が凄く重かった」。開幕直後に新型コロナ感染者の濃厚接触者になり、2週間の離脱。復帰後はなかなか調子が上がらなかったが、ヒットメーカーの本領を発揮した。

 今季2度目のサヨナラ勝ちで広島戦8連勝。2位・巨人に1ゲーム差に迫る勝利に導いた38歳は神宮で初めてお立ち台に上がり「やっと力になれたかな」と感慨に浸った。(青森 正宣)

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2021年7月10日のニュース