巨人・吉川、不動の二塁手へ一発回答!原監督「まだまだ可能性秘めている」

[ 2021年2月23日 05:30 ]

巨人紅白戦   白組1―0紅組 ( 2021年2月22日    沖縄セルラー )

巨人紅白戦の3回無死、原監督が見守る中、先制の左越えソロを放つ吉川(撮影・光山 貴大)
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 今年こそ、不動のレギュラーを勝ち取る。巨人の5年目・吉川尚輝内野手(26)が22日、紅白戦で主力中心の白組の「9番・二塁」で出場。3回に豪快な左越えソロを放った。昨季チーム最多の104試合で二塁の守備に就いたが、北村拓己内野手(25)らと定位置を争う立場。し烈なサバイバルが本格化する中、大きなアピール弾となった。

 流し打ちという感覚ではない。吉川は強く、しっかりと振り抜いて逆方向に運んだ。先頭打者で迎えた3回、3ボールからの4球目。ドラフト4位・伊藤優(三菱パワー)の真ん中高め直球を強振し左翼席に到達させた。

 「しっかり芯で捉えられた。監督からも“強く振る”ということを言われています。ノースリーでしたけど、しっかり振れていたので、そこは良かったのかなと思います」

 今春のキャンプは主将の坂本、菅野らとともにS(スペシャル)班でスタートしたが、置かれた立場は主力とは異なる。「僕はもっとがむしゃらに、まだまだ立場的にもアピールしていかないといけない」。自覚もある吉川は宮崎から1軍本隊が合流後、行われた実戦に全て出場。ここまで4試合で10打数3安打と結果を残し、この日は初アーチでさらにインパクトを残した。

 連日、早出特守に始まり居残り特打で終わる。石井野手総合コーチの指導でバットの軌道を入念に確認。ボールに差し込まれないように最短距離から出すことを体に染み込ませている。昨年12月からは本格的な筋力トレーニングにも着手し、3キロ増に成功。打球が左翼フェンスを越えたのは、理想のバットの軌道とパワー強化の表れといえるだろう。

 昨季は自身初の規定打席にも到達し、打率・274、8本塁打、32打点。ただ、潜在能力の高さから、原監督からは「まだまだ可能性というのは秘めている選手。(2ストライクに)追い込まれるまでは強打者であってほしい」と、さらなる進化を求められている。

 最大のライバルである4年目の北村は18日の中日戦で本塁打。この日も井納から中前打と結果を出したが、指揮官は「ライバル(吉川)がホームランを打っているからね」と競争を歓迎した。吉川には「まだまだミスショットが、練習でもある。もっとアピールできるようにやっていきたい」と満足感はない。試合後に向かったのはやはり、特打のための室内練習場だった。(小野寺 大)

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