日本ハム 栗山流危機管理 絶体絶命場面想定、内野5人シフト練習

[ 2021年2月23日 05:30 ]

内野5人、外野2人の守備シフト練習を行う日本ハムナイン(撮影・高橋茂夫)
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 【キャンプ追球 ここにFOCUS】使う場面は年に1度、いや数年に1度あるかどうか。状況は1点を奪われるとサヨナラ負けの無死、もしくは1死満塁の絶体絶命の場面だ。日本ハムが「内野5人、外野2人」の守備練習を行った。

 狙いは確実に本塁でアウトを取ることだ。金子野手総合コーチは「ボールをつかんだら迷わず本塁だけに投げてほしい」と欲張って二塁での併殺は狙わなくてもいいと説明する。内野経験がある西川、近藤、松本剛が「5人目の内野手」として外野から内野に移動。打者の左右、傾向によって打球が飛んでくる可能性が少ない位置に外野手を置く。左の強打者なら外野手は三塁、右の強打者なら一塁などという形だ。昨春キャンプでは外野手が二遊間を守る内野5人シフトを練習。金子コーチは「投手の足元の打球は内野手でさえ難しい」と今春は外野手を一、三塁に置く新布陣をテストした。

 外野手が三塁の定位置に入ると、三塁手が三遊間、遊撃手が二遊間に。二塁手と一塁手はほぼ通常の前進守備の位置に就いた。外野手が一塁に入った場合は一塁手が一、二塁間、二塁手が二遊間と逆の守備陣形となった。そして残った外野手2人は左中間、右中間に就いた。金子コーチは「今後もいろんな議論をしていくと思う」とさまざまな状況を想定したシフトを試す。

 日本ハムは昨季リーグワーストの75失策を記録。例年以上に守備練習の時間を増やして強化に努める一方で、緊急事態の準備にも抜かりはない。(東尾 洋樹)

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