開幕ローテ目指すDeNA・阪口 ピンチを救った“神の声”

[ 2021年2月23日 20:20 ]

<練習試合 神・D>力投する阪口(撮影・椎名 航)
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 未勝利の21歳右腕が「ちら見愛」を受け、開幕ローテ―ション入りに一歩近づいた。

 DeNAは阪神のキャンプ地・宜野座で練習試合。試合は4―1で勝利した。先発は4年目の阪口皓亮投手。過去3年6試合3敗と勝ち星はないが、今季の躍進が期待される「番長チルドレン」だ。

 右腕が「ちら見愛」を受けたのは、3―1の4回無死一、三塁の場面。大量失点でもすれば開幕ローテ候補から脱落の可能性もある緊迫の場面で、阪口は二遊間の方から「サード見てからゲッツーね」という神の声を聞いた。「(田中)俊太さんですかね?俊太さんか柴田さん。声のお陰でゲッツーが取れた。ありがたいなと思います」。

 結果はこうだ。7番の木浪を133キロのスプリットで投ゴロ併殺打。そして続く坂本も投ゴロで絶対絶命のピンチを切り抜けた。「今クール。木塚投手コーチにマウンドからのノックをやってもらっている。で、(木浪の打球に)反応を早くすることもできた」と振り返った。

 木浪の打球を捕球すると、確かに阪口は三走サンズを一瞬見た。三塁送球でもアウトが取れるリードオフだったが、阪口は1―6―3の併殺を選んだ。

 「ちら見」効果だ。落ち着いた動作にサンズの足は止まり、2死三塁。そして続く坂本も封じた。

 未勝利右腕がピンチに冷静でいられるか?マウンドでしか感じないプレッシャーと戦う中、当たり前に思える指示、そして投手がとるべき動作の確認作業だが、経験の浅い阪口には大きな一声だ。

 「サードを見てからゲッツーね」が、どはまりした場面を切り抜け、結局4回4安打1失点の背番号12。阪口が自身でも「合格点だと思う」と振り返った好投は、その裏で野手陣の愛にも支えられていた。この際、誰が発した指示なのかはどうでもいい。

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