健在示す148キロ 広島・大瀬良がシート初登板で圧投「何の不安もなく終えることができた」

[ 2021年2月23日 05:30 ]

シート打撃で力投する広島・大瀬良(撮影・成瀬徹)
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 広島・大瀬良大地投手(29)が22日、シート打撃に初登板しのべ9人を相手に40球を投げ、安打性1本のみで3三振を奪った。昨年9月に右肘を手術し今春キャンプは2軍スタート。20日に1軍に合流し迎えた実戦形式で順調な回復ぶりを見せ、3年連続の開幕投手に向け、遅れてきた“本命”がいきなり輝きを放った。

 例年と変わらない大瀬良がいた。初のシート打撃登板で対峙(たいじ)したのはクロン、長野、田中広らの主力。田中広にはカウント2―2から懐に食い込むカットボール、続くクロンにはフルカウントから外に逃げるカットボールで連続して空振り三振を奪うなど、勝負球の切れ味は健在だった。クロンとの2度目の対戦も外角カットボールで見逃し三振。のべ9人から3三振を奪い、長野に許した中前への打球が唯一許した安打性だった。

 「(右肘は)何の不安もなく終えることができた。想像していたよりも、いい形で打者に向かっていけた。球自体も良かったと思う」

 昨季は一時140キロ前後まで落ち込んだ直球を、最速148キロを計測するまでに戻した。「ここ最近“48”は出ていなかったので、いいんじゃないですか。腕がしっかり振れている証拠だと思う」。宮崎・日南の2軍キャンプで登板したフリー打撃では最速146キロ。温暖な沖縄に移動し、さらに思い切り良く腕を振った。

 昨年9月に受けた右肘手術を考慮され2軍スタートしたが、例年と調整ペースを変える必要がないほどに患部の経過は順調だった。16日のブルペン投球では完投を意識して137球を投げ込み、20日に1軍合流。首脳陣が見守る前で一抹の不安を取り払い、佐々岡監督からは「1、2球目を見て、おっと思った。順調すぎて反動が怖い」とまで言わせた。

 開幕投手を争う九里、森下はともに対外試合に1度しか登板しておらず、競争にも十分に間に合った。自身の対外試合登板は28日の日本ハム戦との練習試合(名護)を予定する。「対外試合になっていくので、試合勘とかを確かめながらやっていけたらいいと思う」。もう「手術明け」のくくりは必要ない。(河合 洋介)

 ▼中日・岩田慎司スコアラー(大瀬良について)手術明けの投手とは思えない。直球もカットボールもいいし、すでにシーズンに入れるくらいじゃないですか。

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