阪神・平田2軍監督 場外弾打たれた西武・山川に“感謝”「試合に出てくれるからありがたいよね」

[ 2021年2月23日 20:00 ]

<阪神2軍キャンプ>榎田から挨拶される平田2軍監督
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 阪神の高知・安芸キャンプは23日、西武2軍との練習試合が行われた。本塁打含む複数安打の江越に平田2軍監督は…。以下は一問一答。

 ―先発の小林が4回2安打無失点の投球だった。
 「素晴らしい。去年のフェニックスから、直球の質というところで、スピードはもちろんだけど、角度というところも生かせる。このキャンプでは一番(チームで)投げ込んでるしね。中継ぎも先発もいけるというところでの、志願というか。彼がしたいというところも含めての、素晴らしい投球内容じゃない」

 ―気迫が伝わってきた。
 「今年にかけてるというか、そういう気持ちが伝わるよね」

 ―今後の起用法は。
 「その辺は投手コーチと小林が話しながらになる。先発もいけるとなると、緩いカーブとか色んな球種も持ってるし、フォークもある。今日はいい手応えだったと思うね」

 ―前回登板では失点した尾仲も3者凡退に抑えた。
 「尾仲はこの前は久しぶりの登板だったので、直球を打たれたのは問題ない。今日は球速もキレも戻ってきてるから。(1回3安打2失点の)石井将は打たれたのが収穫。今日はスライダーがストライク入らなかったので、そういう時にどうするかという。左打者に最初2人、コンコンと打たれたもんだから、石井は打たれたことが収穫。もっとレベルを上げなきゃということで、良かったんじゃない」

 ―2回4安打4失点の牧も石井将と同じことが言える。
 「牧なんか、まだまだよ。山川にボカーン(場外弾)と打たれてさ。力のなさを感じてくれたらいいねん」

 ―いい経験になる。
 「そうそう。甘いカットボールやろ。打たれるっていうのは、山川とかが試合に出てくれるからありがたいよね」

 ―江越が本塁打を放った。
 「江越はね、色んなことを試行錯誤しながらというか、結果は気にするなと言ってる。3月に宜野座組が帰ってきて、チャンスをもらった時に結果を出せるように、今は安打がどうとか、凡打がどうとか、三振がどうとかじゃなくて、これでいくというタイミングの取り方、すり足とかそういうことをこの2月中に自分のものを作って、呼ばれた時のための準備をしようということ。決して安打なんか欲しがるなって。ああやってボカーンっていきよるねん。追い込まれたら逆方向ってところで、1打席目もそうやったけど、やっぱりすごいわな」

 ―試合前も山川選手に自ら話を聞きに行っていた。
 「ずっと話ししてたから俺も後で、試合前で試合中はどんな話ししたんやっていうのはあれやったんで。(江越)大賀はいろんなことでタイミングの取り方や、何を聞いたのか俺も興味あってそのうち聞いてみようかと思うんだけど」

 ―それだけなんとかしたい気持ちがある。
 「もちろんもちろん。板山でもそうや」

 ―板山も3安打。
 「左投手から3本打ったのは板山の値打ちだよね。犠牲フライにしても素晴らしい。江越は本塁打を打ったあとに四球を選んだって言うところがまた値打ち」

 ―板山も江越と同じく、1軍に呼ばれたときのために。
 「いや~もうこの辺の振る量はすごい。(熊谷)敬宥もそう。みんなそうだけど、その中で集中力を持って、今年に懸けてる。一振りにかけてる。1発で仕留めるもん。そういうところはせっかく出してる奥山とかさ。せっかく出してるんだから、もうちょっとこう行ってほしいわな。遠藤にしても。まだ受けに入ってる。打席でもっともっとがむしゃらさというかさ。やっぱり結果がほしいもんだからさ、遠藤も。高寺がコーンと打つもんだからね。そんで好守備やろ。ゲームの勝ち負けは今は全然関係ないけど、きょうの勝因はあいつのファインプレーだよ。石井を助けたよ。見事なプレーだよ。勝ち負け関係ないとしても、試合の流れをすごくこっちに引き寄せた」

 ―二塁打は149キロの速い球を捉えた。
 「左投手やで。速いなと思って。やっぱ振ってきよるもん」

 ―イキイキやっているように見える。
 「ちょっと元気がないようには見えるけどね。やっぱり実戦入った方が守備も安定して。まあまだまだこれからだけど」

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2021年2月23日のニュース