常総学院ナイン「島田監督を優勝させたい」恩返し日本一の誓い 福井とは不思議な縁

[ 2021年2月23日 19:57 ]

第93回選抜高校野球大会組み合わせ抽選会

センバツ初戦の相手が決まり、気合を入れる田辺主将(中央左)、島田監督(中央右)ら常総学院ナイン (撮影・西川祐介)
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 常総学院・田辺広大主将(2年)は迷わず大声を発した。13番目の抽選で選んだくじは「島田監督のシ」。初戦で15年センバツ覇者・敦賀気比との対戦が決定すると「ここまで来れたのは監督のお陰。木内監督は甲子園で優勝したけど、島田監督(の現役時)は優勝を経験してないので、日本一で恩返ししたい」と力強く話した。

 エース秋本璃空(りく、2年)も思いは同じだ。「監督から“甲子園に行ったら成長する。けど初戦で負けたら意味ないぞ。勝ち進むことによって人間としても成長できる”ってよく言われるんです。だから監督を優勝させたい」。昨冬、指揮官の現役時のYouTube画像を目に焼き付けた。「大観衆の中で味方がエラーしても笑って投げていた。自分には出来ない」。12、1月は週300球を投げ込み、連投に耐えるスタミナを蓄えた。

 福井県とは不思議な縁もある。84年から常総学院を率いた木内監督にとって87年夏の甲子園1回戦・福井商戦が甲子園初勝利だが、当時のエースが島田だ。その後は木内マジックに乗り、準優勝まで勝ち上がった。プロ野球を経て、母校の指導者として初めて立つ聖地。「まあ、福井かと思いましたけど…」。指揮官は昨年11月に死去した恩師を思い出すと「木内監督にプレゼントということで何とか一つは勝ちたい。本当に素晴らしい場所でやらせてもらう。そういう経験を1試合でも多くさせたい」と、ナインに優しいまなざしを送った。

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