【第93回センバツ見どころ】第5日は菅生本田、聖カタリナ桜井の投げ合い注目 常総と気比が激突

[ 2021年2月23日 20:15 ]

東海大菅生の本田(撮影・柳内 遼平)
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 第93回選抜高校野球大会の組み合わせが23日、決まった。各日の見どころを紹介する。

<第1試合>
東海大菅生(東京)-聖カタリナ学園(愛媛)
「菅生の左腕・本田、聖カタリナの右腕・桜井、細身の好投手対決か」

東海大菅生は、急成長を遂げたエース左腕の本田が先発した試合は公式戦無敗。昨秋は大会終盤で調子が上がってきただけに、スタミナがついてくれば今大会でさらにブレークする可能性も秘めている。伝統の強打は健在。昨年を経験している2年生の2番・福原、4番・堀町を始め、父がDeNAコーチの5番・小池は勝負強い。聖カタリナ学園は創部6年目で初出場を叶えた。エース右腕の桜井は1メートル70と細身だが、最速145キロの本格派だ。明徳義塾・代木や高知・森木らにも劣らない投球で昨秋四国大会準優勝に導いた。強打の中心を担う4番・川口はプロ注目。越智監督は早大時代に和田(ソフトバンク)と同学年で主将を務め、春秋リーグ戦連覇の経験がある。

<第2試合>
柴田(宮城)-京都国際(京都)
「初出場同士の対決。エース谷木はスタミナ十分、京都国際は打撃勝負強い」

柴田は昨秋、粘り強い戦いで東北大会準V。エースの右腕・谷木は東北大会決勝で投球数制限のため19球しか投げられなかったが、公式戦11試合で7完投2完封と大車輪の活躍だった。攻撃は俊足の1番・我妻、好打者の3番・舟山でチャンスメークしたい。京都国際は前身の京都韓国学園時代も含めて春夏甲子園初出場。昨年は2人がNPB入りするなど、確実に力をつけている。昨秋投手の中心となった左腕・森下、右腕・平野でともに2年生。団結力の高さは随一で、ここ一番での打撃力が鍵握る

<第3試合>
常総学院(茨城)-敦賀気比(福井)
「屈指の好カード。島田監督甲子園初采配の常総、気比からどう得点するか」

常総学院は最速140キロ超え右腕の秋本、大川を軸に投手陣揃う。攻撃力は積極的にスイング姿する。昨夏後にはかつてのエースで元DeNAの島田直也氏が監督に就任。12月に死去した木内幸男監督にセンバツ制覇を捧ぐ。敦賀気比は昨秋公式戦9試合7失策の堅守を軸にチームを作り上げた。東監督の甥にあたる1番・東に加え、1年夏に甲子園を経験している3番・前川は昨秋7打点、4番・大島は同15打点と勝負強い打者がそろう。エース竹松は1メートル80の長身で細身な左腕。カーブやツーシームを操り、三振がとれる。

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