阪神・福留 球界最年長“43歳1号”「自分のスイングをして」1球で仕留めた

[ 2020年6月4日 05:30 ]

練習試合   阪神10―3広島 ( 2020年6月3日    甲子園 )

<神・広>6回、福留が中越えに本塁打を放つ(投手・一岡)(撮影・成瀬 徹)       
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 静寂に包まれた観客席で、乾いた打球音が響き渡った。ボーアの勝ち越し弾が飛び出した余韻が残る中、福留もまた牙をむいた。2点リードの6回無死からの第3打席。会心の一発が生まれた。

 「自分のスイングをして、一発で仕留めることができてよかった。打者有利のカウントで甘い球を仕留めることができるのはすごくいいこと」

 待望の一撃だった。カウント2ボールからの3球目。一岡が投じた外角やや高めの速球をジャストミートした。失投を確実に捉えた大飛球は、バックスクリーンへ吸い込まれる今年の実戦初本塁打。これで5月31日の紅白戦から3試合連続安打となり、開幕延期の影響を感じさせない順調な調整ぶりを結果で示した。

 「いつでもゲームに入れる状態にはある。あとは、本当にその中でケガとかには気を付けてやっていきたい」

 練習試合が再開された前日2日の広島戦ではDHとして先発出場した。しかし、この日の2戦目は左翼で先発して6回まで出場。球界最年長ながら、パワーと守備でも軽快さも健在だ。その姿を元チームメートも祝福する。ともに日本代表として戦った元メジャーリーガーの上原浩治氏が3日、自身のツイッターを更新してエールを送った。

 「元気そうで 同期入団もあと3人! 頑張ってな」

 年齢は上原が2歳上だが、阪神・藤川、西武・松坂とともに98年のドラフト同期3人組だ。43歳として迎える開幕を前に心強い激励。矢野監督からは「チームの手本になる。チームとしてはありがたい」と称えられた。6月19日の開幕へ向けて着実に前進している。

 「ファンの皆様に少しでも良い内容のゲームを届けられるように頑張ります」

 大ベテランは決してファンへの思いも忘れなかった。V奪回を宣言する猛虎の精神的支柱。本当の戦いは、これから始まる。(山本 浩之)

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