阪神・ボーア 2戦連発 バックスクリーン左へズドン「いい打球が打てた」

[ 2020年6月4日 05:30 ]

練習試合   阪神10―3広島 ( 2020年6月3日    甲子園 )

<神・広>ベンチ前で「かめはめ波」を放つボーア(撮影・北條 貴史)
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 阪神のジャスティン・ボーア内野手(32)が3日、練習試合・広島戦(甲子園)で2試合連発となる中越え2ランを放った。2―2の6回無死二塁からバックスクリーン左への大きな決勝弾。チーム活動停止前は長打0本だった新助っ人が本領を発揮し始めた。試合は打線が爆発した阪神が10―3で広島に連勝を飾った。

 ボーアの特大エンジンがいよいよ高速回転を始めた。2―2で迎えた6回無死二塁の第3打席。フルカウントから一岡のフォークを振り抜いた打球は、無観客の甲子園に乾いた快音を残し、バックスクリーン左の外野席にドカンと衝突した。

 「真っすぐじゃなくて抜いた球だったけど、うまく対応できてセンター方向にいい打球が打てました。どこに飛んだというよりは、しっかりボールを強く打ったということが何よりも大事」

 待望の実戦第1号が飛び出した前日は、ベンチで無視される「サイレント・トリートメント」を受けたが、この日はあの大人気マンガ「ドラゴンボール」でおなじみの「カメハメ波ポーズ」を決めて喜びを分かち合った。詰まりながら右翼席に運んだのが前日なら、今回の一発はしっかり打球をミートして左打者にとっては反対方向へ運んだ推定130メートル弾。「自分の中で調子がいい時というのは、グラウンドを広く使えているというか、逆方向、センター方向にも強い打球が打てている時なので」と笑顔で振り返った。

 2回先頭の第1打席では右翼フェンス直撃の右前打。弾丸ライナーが速すぎて長打にならなかったが、春先の実戦では見られなかった強烈な打球が増えているのは確かだ。前日の先制2ランに続き、2戦連続の決勝弾となり、主砲の役割もきっちり果たしている。矢野監督は「ホームランというのはムードが変わりますし、その前のヒットもね。ライトオーバーでボーアらしい打球、スイングが多くなってきているので。追い込まれてからのセンターの本塁打というのは価値がある。相手からすると嫌な本塁打だったと思う」と賛辞を並べた。

 活動休止期間をはさみ、ワイルドなヒゲを蓄え始めた。「シーズンに向けて剃るのか、伸ばすのかは、始まってから決めたい。まだまだ取り組んでいるところ。(完成形は)まあまあ。見ておきましょう。剃ってるかもしれないし、そのままかもね」とニヤリ。バットでも風貌でも敵軍を威圧するような4番になってくれることを期待したい。
(山添 晴治)
 

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