巨人、ソフトBのコロナ対策、専門家が評価 感染リスク低くNPB「開幕へ影響なし」

[ 2020年6月4日 05:30 ]

巨人から発表された、坂本らの状況を説明する資料
Photo By スポニチ

 日本野球機構の井原敦事務局長が巨人2選手が陽性反応を示したことに言及。「感染からかなり回復して時間がたっている。感染させるリスクが低いという専門家の判断です」と語り「検査結果の内容を先生方にお伺いし、この内容でしたら特に開幕に影響はないと考えています」と19日の開幕に影響がないとの見通しを示した。

 4日以降の各球団の練習試合の予定も変更はないという。作成中の開催へのガイドラインには感染後の対応も含まれるが、前提が発症に伴うPCR検査を受けた場合。井原事務局長は「今回は(症状が見られない)不顕性感染なので別のもの」と説明した。3日は巨人の判断で試合は中止されたが、開幕後の同様のケースを含め、対応は12球団での議論を継続する。結果的に2選手は体内にウイルスがある状態で2日の試合に出ていたことになるだけに、ガイドラインの拡充を求める声が上がる可能性がある。

 プロ野球は選手ら関係者への新型コロナウイルスの事前検査を検討しており、井原事務局長も「どういう検査をすればいいのか研究している」と明かす。今回の巨人は希望者全員に抗体検査を行い、絞り込んだ上でPCR検査を行った。ソフトバンクも5月下旬に同じくチーム関係者全員に抗体検査を行い、こちらはその時点で全員が陰性だった。専門家チームメンバーで東邦大医学部教授の舘田一博氏は巨人広報を通じて「抗体検査でスクリーニング(選別)し、陽性者にPCR検査を実施する対応も考えていいのでは」とコメントした。

 巨人、ソフトバンクの対応はプロ野球はもちろん、プロスポーツチームにおいての一つのモデルケースとなる可能性はある。

 ▼賀来満夫氏(NPBとJリーグが委嘱する新型コロナウイルス対策連絡会議の専門家チーム座長で東北医科薬科大特任教授)抗体検査でIgG抗体が確認されていることから、2人の選手とも感染から回復して、かなりの時間がたったと思われる。よって他人に感染させるリスクは高くないと推察されるが、感染防止に努めるという判断に立って練習試合を中止し、濃厚接触者を特定してPCR検査を実施するという慎重な判断は支持したい。

 ▼巨人・星春海総務本部長 こういう健康診断で念のために検査を受けるときと、症状が出て受けるときでは陽性でも対応が違う。(試合を継続するために)先鞭(せんべん)をつけることになるのではないか。

 ≪選手会が全選手のPCR検査要望へ≫日本プロ野球選手会の森忠仁事務局長は、巨人の2選手に新型コロナウイルスのPCR検査で陽性反応が確認されたことを受け、12球団全選手のPCR検査を求めることを検討していると明らかにした。「安心して開幕を迎えるために検査をした方がいいという声が選手からも上がっている」と説明した。

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2020年6月4日のニュース