ドラ1候補の苫小牧駒大155キロ右腕・伊藤 春季リーグ中止も進化「今年の自分を見てみたい」

[ 2020年6月4日 05:30 ]

ブルペンで投球練習を行う伊藤
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 新型コロナウイルスの影響で自主練習を続けてきた北海道六大学野球の苫小牧駒大が全体練習を開始し、今秋ドラフト1位候補の伊藤大海投手(4年、駒大苫小牧出)が進化の手応えをにじませた。コロナ禍で春季リーグ戦と全日本大学選手権が中止になったが、この期間を前向きに捉えてきた最速155キロ右腕は「今年の自分を見てみたい」と自身への期待を口にした。

 野球ができない状況は「3度目」だ。駒大を1年秋に退学して苫小牧駒大で再スタートした翌年春から連盟規定で公式戦に出場できなかった1年間、そしてリーグ戦直前に左足首骨折した2年秋。過去2度と状況は違うが「また自分の足りないことに気付く時間を与えてくれた」。“無念”を“向上心”に変えた。

 昨年はクイックで投げたが、今年は足を上げて投げることを念頭に置いていた。春季リーグ戦までに“完成形”を出せなかったが、自主練習期間の先月「最初から負荷をかけるイメージ」で膝に角度をつけた。かかとの上に加重する意識、さらに強さを増した体幹も合致。力が最大限ボールに伝わることで直球の伸びと切れがさらに増し「イメージが一つ(上に)抜けた」という。この日のブルペンでは、新たに解禁するフォークも交えて40球。笑いながら「打たれる気がしない」と言うのも、手応えの証だ。

 侍ジャパン大学代表の選考も中止になり、残された舞台は明治神宮大会を目指す秋季リーグ戦だ。自己最速更新はもちろん「“また化けた”と思われるようにしたい」。時間はある。注目右腕はさらなる進化を求めて自分と向き合う。(竹内 敦子)

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