阪神・藤浪 右腕に張り訴え降板…遅刻で降格後初登板の2軍戦で3失点

[ 2020年6月4日 05:30 ]

ウエスタンリーグ練習試合   阪神8―9ソフトバンク ( 2020年6月3日    鳴尾浜 )

8回途中で降板となり、厳しい表情理藤浪(代表撮影)
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 阪神・藤浪の再出発はアクシデントに見舞われた。ソフトバンクとの2軍戦で6回から4番手として登板。3イニング目となった8回無死二塁で古沢に四球を与えたところで、右胸の張りを訴えて緊急降板した。

 古沢への3球目の直後に、捕手の長坂が異変を察知してタイムをかけた。一度は香田2軍投手コーチがマウンドに向かったものの、藤浪は続投の意思を示して投球を再開。しかし、6回に最速154キロを計測した直球が、7回以降は140キロ台と明らかに様子がおかしい。最後は平田2軍監督が投手交代を決断した。

 予定の3回を投げきることができず、3月18日のオリックス戦以来77日ぶりの実戦は2回0/3を3失点。同監督は「ブルペンも良くて、実戦を楽しみにしてたんだけどね…。(藤浪も)投げたいという気持ちが強かったんだと思う」と右腕の心中を察した。藤浪は念のため精密検査を受ける予定で、今後は状態を見て判断する。

 5月28日の練習に遅刻して翌日から2軍に降格。以来、初のマウンドはほろ苦いものになってしまった。

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2020年6月4日のニュース