ソフトバンク・東浜 球児にエール「前を向いて夏に向けて頑張ってほしい」

[ 2020年3月13日 05:30 ]

キャッチボールする東浜(撮影・岡田 丈靖)
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 甲子園は特別――。史上初の中止となった第92回選抜高校野球大会。ソフトバンク・東浜巨投手(29)が12日、出場がかなわなかった高校球児たちにエールを送った。自身は沖縄尚学時代の2008年にセンバツ優勝投手になっただけに、苦しい胸中を察し、出場校に対しての救済措置も望んだ。

 神妙な顔つきで、東浜が口を開いた。猛威をふるう新型コロナウイスルは、センバツ高校野球を中止に追い込んだ。その重い決定から一夜明けて、右腕は複雑な心境を抱える球児に対しての思いを語った。

 「球児の気持ちを考えると、何て言っていいか分からない。本当に悔しいと思う。僕が高校生ならどうしたらいいか分からない。どこに(気持ちを)当てたらいいのか」

 自身は沖縄尚学時代の08年にセンバツで優勝した。甲子園が自らを成長させてくれた場所だからこそ、今回出場が決まっていた32校の選手たちの無念さをおもんぱかった。

 11日のセンバツ中止会見では、高野連の八田英二会長が沈痛な面持ちで「甲子園の土を踏めるように検討していきたい」と何らかの救済策を示唆していた。東浜も「甲子園のグラウンドに立てるのは特別。極端に言えば人生が変わる場所。僕もそのうちの一人。何らかの形で立たせてほしい」と、出場校へのケアを願った。その上で「前を向いて夏に向けて頑張ってほしい」とエールを送った。

 プロ8年目を迎える今季、自身初の開幕投手に指名された。3月20日の開幕戦を見据えて調整してきたが、延期が決定。4月10日以降の開幕に向け「開幕が決まらないと計画も立たない。未知数なので、あれこれ考えても仕方がない。時間を有効に使えれば」とプラスに捉えた。

 きょう13日の広島戦(ペイペイドーム)に先発予定で、この日はペイペイドームでの投手練習に参加。ランニングやキャッチボールなどで調整した。当初は開幕前の最終登板で球数を90~100球程度に増やす見込みだったが、延期が決まったことで「そこまではいかないと思う」と話した。調整が難しい状況だが「決められたところで仕事をしないと」と前を向いた。

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