楽天を支える“天使” あの感動を後輩にも 忘れられない光景は…

[ 2019年9月3日 14:30 ]

パフォーマンスする「東北ゴールデンエンジェルス」のKANOKOさん (撮影・尾崎 有希)
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 パ・リーグは大混戦が続いている。首位・ソフトバンクから最下位・日本ハムまで9・5ゲーム差(2日終了時点)。その中で、楽天は首位まで4・5ゲーム差の3位につけている。残りはちょうど20試合で、本拠地でのゲームは9試合を残すのみとなった。

 今季、楽天は年間の観客動員数180万人という目標を掲げているが、現時点でその目標を上回るペースという。最下位に終わった昨季は、ホームで22勝50敗と大きく負け越したが、今季はここまで本拠地の声援を力にかえて30勝30敗2分けと勝率5割をキープしている。

 リーグ優勝、もしくは2位でシーズンを終えれば、本拠地でCS(クライマックス・シリーズ)を開催する権利を手にする。今年は球団創設15年目の節目のシーズン。球場の華でもある公式チア「東北ゴールデンエンジェルス」のメンバーたちも、17年以来3年ぶりとなる本拠地でのCS開催を信じて連日、華麗かつ熱いパフォーマンスを披露している。

 今年で9年目のKANOKOさんは、13年のリーグ優勝と日本一を唯一知るメンバーだ。「イーグルスは若い選手が多いチームのですが、エンジェルスも今年からメンバーが多く入れ替わりました。13年の優勝を知るメンバーがいないので、ぜひ後輩にもあの感動を経験してもらいたいですね」と話す。

 KANOKOさんには忘れられない光景がある。13年の日本シリーズ第7戦。田中将大(現ヤンキース)がマウンドに上がった場面だ。「ファンのみなさんの声援が本当にすごかった。スタンドで涙を流している人もたくさんいて。スポーツは感動させる大きな力を持っていることをあらためて実感した瞬間でした」。あれから6年の月日が流れたが、あの名シーンを覚えている人も多いはずだ。

 監督就任1年目の平石洋介監督は、開幕前から同じフレーズを繰り返してきた。「目の前の試合を必死に戦う。腹をくくって戦うだけ」。笑っても泣いても残り20試合。どのチームにも優勝の可能性が残されている「混パ」の熱戦から、最後まで目が離せない。(記者コラム・重光晋太郎)

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