マー君、援護なく敗戦もスプリットに収穫「スライダーが良くなくても…」

[ 2019年9月3日 21:18 ]

ア・リーグ   レンジャーズ7―0ヤンキース ( 2019年9月2日    ニューヨーク )

レンジャーズ戦に先発した田中(AP)
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 ヤンキース・田中将大投手(30)が2日、本拠地でのレンジャーズ戦に先発。6回2失点も、援護なく8敗目(10勝)を喫した。

 11勝目には届かなかったものの、走者を出しても粘り抜く田中らしいピッチングだった。ヤンキースタジアムでのレンジャーズ戦。降雨のため開始が2時間52分も遅れた。ほぼ1試合分、登板が遅れる悪条件もあり、6回以外は毎回走者を背負う我慢のマウンドを強いられた。それでも失点は初回のマザラの犠飛と、5回にトレビノに浴びたソロだけ。チームは自慢の強力打線が機能せず、昨年6月以来221試合ぶりの零敗と援護なし。本調子ではないながらも終盤まで試合を作った田中は「しっかりと粘り強く投球することができたんで、その点に関しては良かった」と振り返った。

 最大の収穫は修正を進めてきたスプリットだった。今季、軸になっていたスライダーの出来が、この日はもう1つ。一方で無死二塁のピンチを背負った3回は、すべてスプリットを勝負球にアンドルスを三振、カルフーンを中飛、マサラを二ゴロに斬った。握りを変えた宝刀は再び「武器」と呼び得るレベルまで仕上がった。「スライダーがよくなくて、スプリットもダメだった時はもう本当にどうしようもなかった。今はスライダーがそこまで良くなくても、スプリットがあったらこういう風にできる。大きな違いですよね」と自信をのぞかせた。

 スプリットにキレが戻れば他の球種も生きてくる。4から6回に奪った3つの三振はすべて高めの速球を振らせたもの。「かなりスプリットを見せていたんで、最後は意識はあったと思う。裏をかいてという感じではありました」ともくろみ通りだったと強調した。

 これで直近の5試合のうち4試合が2失点以下で、防御率は2・43。アーロン・ブーン監督も「いい投球を継続できている」と復調ぶりを評価した。次回は今季2試合で0勝1敗、18失点のレッドソックス戦での先発が有力。安定感とスプリットを取り戻した田中だけに、これまでと違う結果が望めるはずだ。

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