Rジョンソン氏「51」後継イチに敬意「間違いなく殿堂入りする驚嘆すべき選手」

[ 2019年3月20日 10:00 ]

メジャーリーグ開幕戦   マリナーズ―アスレチックス ( 2019年3月20日    東京ドーム )

1990年の日米野球で好投するマリナーズ時代のランディ・ジョンソン氏
Photo By スポニチ

 【7年ぶり凱旋 イチローへLegend's YELL(5)ランディ・ジョンソン氏】イチローがマリナーズに入団する際、細かい内容は覚えていないけど、素敵な手紙をもらったよ。マリナーズ時代の私の背番号を引き継ぐということで敬意を払ってくれたんだ。「51番を僕がつけてもいいですか?」と。私の返事はもちろん「YES! GO AHEAD(どうぞ、つけてくれ!)」だった。

 彼は十分にその(背番号を継承する)価値があるというか、立派な尊敬に値するプレーヤーで、素晴らしい成績も残してきた。

 ナ・リーグの先発を務めた01年の球宴では1番打者のイチローと対戦した。引退して10年がたつからあまり覚えていないけど、一塁へのゴロでベースカバーへ走り、競争の末に内野安打になった。彼は速かったね。走り負けたよ(笑い)。

 スピードがあり、確実にバットにボールを当てられる。野球への深い知識も素晴らしい。驚嘆すべき選手で、殿堂には間違いなく入る。私は打者を比較して誰が一番とは言わない。現役時代、後に殿堂入りする打者30~40人と対戦した。みんな違うが、それぞれのやり方で素晴らしい選手だった。トニー・グウィン、ウェード・ボッグス、デーブ・ウィンフィールド、ジョージ・ブレット、ポール・モリター…。イチローもその中の一人だ。(元ダイヤモンドバックス投手=現ダ軍会長付特別補佐) =終わり=

 ▽イチローとジョンソン ジョンソンが98年途中にアストロズへ移籍後、空き番だった「51」をイチローが継承。約30年間、マリナーズでこの番号は2人しかつけていない。対戦成績は18打数8安打(打率・444)。

 ◆ランディ・ジョンソン 1963年9月10日生まれ、米カリフォルニア州出身の55歳。85年ドラフト2巡目でエクスポズに入団。46歳で引退するまで303勝を挙げ、サイ・ヤング賞5度。01年はダイヤモンドバックスで世界一に。15年殿堂入り。左投げ右打ち。

続きを表示

2019年3月20日のニュース