阪神・鳥谷、木浪に遊撃譲らん!技あり打&今季“初盗塁”

[ 2019年3月20日 08:30 ]

オープン戦   阪神4―8DeNA ( 2019年3月19日    横浜 )

3回無死、鳥谷は左前打を放つ(撮影・大森 寛明)
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 阪神の鳥谷敬内野手(37)が19日のDeNA戦(横浜)に「1番・遊撃」で先発出場し、1安打1打点1盗塁をマークした。新星の突き上げに待ったをかけた。

 2日のソフトバンク戦以来9試合ぶりに「1番・遊撃」で起用された鳥谷が、まずは3回の第2打席に技ありの一打を見せる。先頭打者としてバリオスと対峙(たいじ)。フルカウントからの外角高め142キロにバットを合わせ、三塁線を破る安打にしてみせた。

 「最初から(試合に)出ると分かっていたので、しっかり準備していました」

 シュート回転しながら外角に逃げていく軌道のボールを、体を回転させないことでフェアゾーンへはじき返す。卓越した技術で「H」ランプをともした。続く、5回無死一、三塁で迎えた3打席目には、深い守備位置の二塁へ転がして確実に打点をマーク。次打者・近本の3球目にスタートを切り、今季“初盗塁”まで記録した。

 「サインだったので。しっかり準備していました。どんな形でも対応できるようにやっていこうと思います」

 混戦の遊撃争いにおいて、打ちまくるドラフト3位・木浪が一歩リードの状況だ。しかし、そう簡単に譲るワケがない。圧倒的な実績と、なにより、野球人生の岐路と位置付けている今季に向けた覚悟の強さは、他と比べものにならない。

 「シーズンに入って、トリの力は必要になるはずやから」。その覚悟を感じているからこそ、矢野監督は改めて存在の重みを認識した。そして、こう続けた。「いまショートでは木浪が調子よくやっているけど、シーズンに入っても、ずっと競争は続くと思うから。(鳥谷は)ヒットを打って、良いタイミングで盗塁もしてね。そういうところを見せてくれるんでね」

 ここ3試合、1番打者で結果を残し続けた木浪を9番に下げてまで、鳥谷を1番に据えたところに、競争の決着は「まだ先だ」という方針が見て取れる。出場3試合連続安打と着実に状態を上げている鳥谷は、「(起用は)僕が決めることではないので」と変わらず目前のプレーに尽力する構え。ものすごい勢いでアピールする新星の前に、37歳が立ちはだかる。(巻木 周平)

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