ダルビッシュ 薬指の皮むけ降板も「次のブルペンは大丈夫」

[ 2019年3月20日 16:49 ]

オープン戦   カブス6―4マリナーズ ( 2019年3月19日    メサ )

マリナーズ戦に登板したダルビッシュ (AP)
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 ダルビッシュ有投手(32)が先発し、4回2/3を5安打2失点(自責点1)、6三振2四球だった。5回を投げ切ることを目標に臨んだが、5回2死、2ストライクと追い込んだスライダーで右手の薬指の皮が1センチ近くむけ、無念の降板となった。開幕まで残り10日を切った大事な時期。すぐに普通に投げられるか心配だが、本人は「中指のリリースするところだったら厳しいけど、薬指だし、2、3日で普通に投げられる、次のブルペンは大丈夫」と説明した。

 前回のレンジャーズ戦で直球が全く制球できず、スライダー一辺倒に切り替えて、ゲームを作ったダルビッシュ。この日は一転、直球の制球がよく、4回まで66球を投げて49球がストライク、ストライク率74%の快投。5回はストライクとボールが半々で、ストライク率が少し下がったがそれでも68%だった。

 「良い日は良いんですけど。良かったり悪かったりでそれがダルビッシュなんですよ。これが続けばいいけど」と本人は自嘲気味。それでも直球で2度の見逃し三振や、バットをへし折った内野ゴロなど、感覚を取り戻したのは確か。「キャンプの始めの良い時の感じ」と手応えを口にした。

 「一番最後のスライダー。あの1球だけ。こんなの普通はなかなかならないんですけど、ヒューストンで完全試合をしかけた時も最後はここで、あの試合はカッターばかり投げていた。全く同じところで、(ボールが)握れなかったんですけど、完全試合だから投げないかんかった。今日は同じ痛みだけど、スプリングトレーニングだからやめました」と説明した。

 この日は初めて打席にも立ったが、2打席目、2死満塁で強烈な遊撃内野安打を放ち、初安打初打点。「打撃コーチに聞いたら、とりあえず振れよと。お前が凄い打球を打つのはシンシナティのホームランで知っているからと。“分かった”と言って打ったら、めちゃくちゃいい打球。(打球速度が)108マイル(約174キロ)出ていた。自分でもびっくりする打球が飛んで、うれしかった。でもやっぱり投手には疲れますね」と興奮気味だった。

 今後当初はあと1度アリゾナのオープン戦で投げて、開幕2試合目に登板ではないかと予想されていた。しかしながら、ジョー・マドン監督はこの日の試合前の会見でも、ダルビッシュがローテーションの何番目かは明かさなかった。

 ダルビッシュ本人は仕上がり具合について「もう十分かな、もうちょっとかな。やっぱりもうちょっとですね。球の質は悪くないけど、体力的に7回とか楽にいけるようにしたいですね」と話した。薬指の状態も含め、近日中に結論が出ることになりそうだ。(奥田秀樹通信員)

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