広島・誠也、侍・稲葉監督から「ジャパン引っ張って」五輪4番に指名

[ 2019年2月7日 05:30 ]

稲葉侍ジャパン監督(左)にあいさつを終えベンチに戻る菊池涼(中央)と鈴木 (撮影・奥 調)
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 侍ジャパンの稲葉篤紀監督(46)が6日、広島の日南キャンプを視察。主砲の鈴木誠也外野手(24)に「そろそろジャパンを引っ張ってほしい」と期待し、2020年の東京五輪の4番候補に指名した。

 稲葉監督は午後1時前、井端編成担当兼内野守備走塁コーチらを伴い、日南・天福球場に来訪。緒方監督と会話を交わすと、候補選手の練習ぶりを食い入るように見つめた。中でも熱視線を送ったのが、故障を乗り越えた主砲の鈴木だった。

 「誠也とは手術や体調の話をした。ケガがあり、代表ではどうか…という思いはあったけど、“今年は順調です”と。強い気持ちを彼の中で持っている」

 リーグ3連覇の原動力となった広島の4番打者。その実力は既に折り紙付きだ。ただ、17年夏に骨折した右足首が気掛かりだった。元来、鈴木は「侍ジャパンに対する思いが強い」(同監督)。本人に状態を確認したことで、東京五輪への期待が口を突いて出た。

 「彼にはチームを勝たせる役割を期待したい。ジャパンの4番を打つことになれば、相当な重圧の中でやることになるが、彼の成長にもつながるので」

 鈴木には、WBCで味わった悔しさを国際大会で晴らしたい思いがある。出場5試合で14打数3安打、打率・214に終わった17年春。メジャー選手との対決は「感じるものがたくさんあり、楽しかった」が、完全燃焼したとは言いがたい。

 「東京五輪には出たい。WBCは最後(試合に)出られなかったので、スタメンで出て結果を残したい」

 稲葉監督が、侍ジャパンをけん引する4番候補に挙げたことも前向きに受け止める。

 「うれしい。ただ他にも(DeNA)筒香さんら活躍している選手がいる。結果を出し、みんなに認めてもらって4番を打ちたい」

 キャンプは第2クール2日目。鈴木は長野とともに恒例のランチ特打に汗を流した。前日11本だった柵越えはわずか2本。丁寧なセンター返しに「試合になると打球は上がる。今はライナーを心がけている」と強調した。

 持ち前の豪打で今季もチームをリーグ4連覇へ導き、東京での大舞台に4番として堂々参戦するつもりだ。(江尾 卓也)

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