雄星“超速”初ブルペン!渡米わずか2日後 マウンド適応「安心」

[ 2019年2月7日 05:30 ]

ブルペンで投球練習する菊池(撮影・会津 智海)
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 西武からマリナーズに移籍した菊池雄星投手(27)が5日(日本時間6日)、アリゾナ州ピオリアのキャンプ施設で初めての投球練習を行った。座った捕手役を相手に変化球を交えて29球。3日に渡米してからわずか2日後のブルペン入りという異例の早さが、米国の環境に適応するための周到な準備と、順調な調整ぶりをうかがわせた。

 セットポジションから直球、カーブ、スライダー、チェンジアップ。全球種を投げた菊池は「凄く軽め。6、7割ですけど、気持ちよく投げられました」と手応えを口にした。

 「軽め」と言いながらも、直球には伸びがあった。前日には時差ぼけや、「体もちょっとガチガチ」と長時間フライトの影響を口にしたが、仕上がりは順調そのもの。進めてきた準備のたまものだ。

 米国到着から2日後のキャンプ地でのブルペン入り。12年のダルビッシュ(11日後)や14年の田中(4日後)ら、過去の1年目の日本投手と比べても断然早い。多くの選手は本拠地で生活環境を整えてから、あるいはそこで調整を進めてからキャンプ地に移動する。しかし、菊池は昨年11月に9日間、12月から年明けには21日間、米国に滞在。自主トレと並行して全ての準備も済ませてきたとみられ、キャンプ地直行→即練習が可能となった。

 ブルペンでは日本よりも硬いと言われるマウンドの感触の確認がテーマだったが「どれだけマウンドが硬いのかを一番気にしていたけど、日本と大きく変わらないので安心しました」とうなずいた。過去、日本投手の多くは「硬い」「傾斜がきつい」と苦労し、踏み出す足の歩幅を狭める適応を強いられたが、不安は解消された。

 歩幅は「(日本と)一緒でした。今日は6歩半くらい」とし、最終的には7歩程度を目指す。菊池のように股関節を軸にした「縦回転」で腕を振る投球フォームは、硬いメジャーのマウンドに最適とされる。過去、1年目から大活躍した野茂英雄(ドジャース)、大塚晶則(パドレス)、岡島秀樹(レッドソックス)らと同様だ。

 メジャー公式球も「今のところ問題はない」という。今後は首脳陣と相談しながらになるが「できれば10球でもいいので毎日入るような形に」と連日のブルペン入りを望んでいる。12日(日本時間13日)のキャンプインまであと1週間。「(球の)軌道がしっかり出ていれば、力は勝手に入っていく。とりあえず投げられたことで一歩前進かな」。29球の中に、いくつもの収穫が詰まっていた。

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