ソフトB柳田、故郷・広島で7度舞う「めっちゃ気持ち良かった」

[ 2018年11月4日 05:30 ]

SMBC日本シリーズ第6戦   ソフトバンク2―0広島 ( 2018年11月3日    マツダ )

胴上げされる柳田(撮影・坂田 高浩)
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 胴上げされるのは10年のドラフト以来8年ぶりだった。7度、故郷の空に舞ったソフトバンク・柳田は万感の思いだった。

 「幸せですね。めっちゃ気持ちよかった。夜空がきれいで、心地良く、感謝の気持ちでいっぱいです」

 第6戦は4回の先頭打者として四球を選び、1死二、三塁から西田のスクイズで決勝のホームを踏みしめた。「生まれ育った町で日本シリーズができるのはうれしいです」。広島投手陣からは厳しい内角攻めを食らったが「相手も人間。失投は来る。リラックスです」と第5戦では、延長10回にシリーズ21試合目で初アーチとなるサヨナラ弾を放った。

 小学何年生だったかは覚えていない。広島市民球場の右翼席で応援していた柳田少年の右側へ放物線が落ちた。「野村さんの先頭打者ホームラン。その記憶はめっちゃあります。あれで好きになった」。野村謙二郎氏(スポニチ本紙評論家)に憧れ、背番号7のレプリカユニホームを着た「カープ男子」が生まれた。

 それが本塁打の原点でもあった。「ホームランって凄い」。広島商時代は広島市民球場での本塁打は2本だが、広島経大ではメジャーリーガーの打法をまねし、代名詞となったフルスイングの原型が出来上がった。

 今季は4番&選手会長でチームを引っ張り、自己最多の36本塁打。ポストシーズンを合わせ、1本塁打=30万円を家族と暮らせない子供を支援するNPO法人「SOS子どもの村JAPAN」(福岡市)に寄付する。ぼろぼろの右翼席でカープうどんをすすった少年は名実ともに球界屈指のスラッガーとして、故郷に錦を飾った。

 「まだ、終わりませんからね。頑張りますよ」。9日から背中を追いかけたメジャーリーガーたちとの日米野球が始まる。休息の日はもう少し、先だ。(福浦 健太郎)

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