大阪桐蔭・藤原引き当てたロッテ・井口監督、当日の運勢振り返ってみた

[ 2018年11月4日 10:15 ]

大阪桐蔭・藤原の交渉権を獲得し、ガッツポーズするロッテ・井口監督(右)。抽選を外した楽天・石井GM(左)と阪神・矢野監督(中央)は肩を落とす(撮影・吉田 剛)
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 今回のドラフト会議で目玉だった大阪桐蔭コンビ。4球団競合の根尾は中日、3球団だった藤原はロッテがそれぞれ、交渉権を獲得した。

 会場で取材し、この2球団に共通したあることを思った。中日は10月5日に森前監督が「根尾君で素直にいこうと思っている。ウチに必要な選手」と真っ先に表明した。ロッテもそうだ。同23日のスカウト会議後に井口監督が自ら「大阪桐蔭の藤原君でいかせてもらうことになりました」と報道陣に堂々と発表している。いの一番に名乗りを挙げた2球団が、一途な思いを実らせたのだ。

 ロッテ・井口監督の思いは担当している私にも伝わってきた。普段から星座で好日を調べており「旅行や買い物時もそれを見る。かなりいい日ですよ」と「10・25」の運気は最高だったという。

 だが、ドラフト当日の午前、秋季練習に顔を出していた指揮官に「どうなってるんだよ。スポニチは!」と苦笑いされた。本紙芸能面で連載している美鳳(みほう)さんの占星術に「勝負×」と書かれていた。2面下の小さな記事だったが、よく、見つけるなと感心し、同時に獲得への強い思いも感じた。

 そして思いを遂げた直後の取材で開口一番「スポニチには×と書かれたけど引けて良かった」といたずらっぽく、こちらを見て笑った。お返しに「あんなガッツポーズなかなか、見られない」と返すと「それは」と照れくさそうだった。

 ただ、これには後日談がある。美鳳さんの占いを見ると「仕事◎」とあった。ちなみに中日・与田監督、報徳学園の小園を引いた広島・緒方監督も「仕事◎」。みんないい「仕事」。こちらの的中率もかなりのものだった。(記者コラム・福浦 健太郎)

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2018年11月4日のニュース