ソフトB千賀独占手記 試行錯誤の一年…来季こそ「エース」になる

[ 2018年11月4日 09:30 ]

SMBC日本シリーズ第6戦   ソフトバンク2―0広島 ( 2018年11月3日    マツダ )

日本一が決まり、バンザイする千賀(撮影・坂田 高浩)
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 ソフトバンクの千賀滉大投手(25)が本紙に独占手記を寄せた。育成出身の右腕は8年目の今季、初めて開幕投手を任され、3年連続2桁となる13勝をマーク。日本シリーズでも2年連続で初戦を任され、連覇に貢献した。ただ、右肩の不安などで苦しみ、不本意なシーズン。来季は自他ともに認める「エース」になることを誓った。

 日本一が決まって、終わったー!と思った。体のことも考えなくていいと思った。(甲斐)拓也のMVPはひどいと思ったけど(笑い)、あいつがいなかったら取られた点が増えていたので。

 今年は試行錯誤の一年だった。年間を通して、本当に万全じゃない状態が続いた。だから試合の中で投げ方を変えたりした。日本シリーズ第5戦でもコントロールが定まらなくて、イニング間で投げ方を変えた。「千賀」というピッチャーの基本的なレベルが大したことないので、それをもっともっと底上げしていきたいという思いが、今は一番強い。

 去年痛めたのは背中。それは対処できたけど、今年は腕だったり、肩にちょっとずつ来はじめて…。肩だと場所でも(対処が)違うので、探り探りで難しかった。アドバイスを求めても「自分の力を出せば大丈夫だよ」と返されることが多くて。“思っているより良いピッチャーじゃねーぞ”と。もっといろんな人の話を聞きたい。

 これまで2、3番目で悠々自適にやれているイメージ。今年開幕を任されて監督に「任せたぞ、期待している」と言ってもらったのにこんな結果。2桁勝たせてもらった。0点に抑えた試合も少ないし、防御率(3・51)もずばぬけて悪かった。本当に申し訳なくて情けない一年だった。

 ソフトバンクだと、エースは斉藤和巳さんのイメージが強い。監督がエースと呼んでくれるのはうれしいけど、まだ違うよなと。“エースになれるかもよ”というのが付いていると思っている。

 家ではスイッチを替えることができた。家族は最高。本当に癒やされる。野球のことは何もかも忘れる。1歳の娘は最近、野球をやっている人を見たら全部「パパ」と言う。メジャーでも甲子園でもプロ野球でも。僕が大谷を指さして「これ誰?」って聞くと「パパ」って。いつも大谷のときだけ「そうだよ」と言っています(笑い)。2人で公園で遊んでて小学生に囲まれたこともある。やっぱり、子供の記憶に残るくらいは野球したいな。(福岡ソフトバンクホークス投手)

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