ソフトバンク甲斐、恩師が語る“キャノン”の原点 天国の先輩マネに届けた日本一

[ 2018年11月4日 09:00 ]

SMBC日本S第6戦   ソフトバンク2―0広島 ( 2018年11月3日    マツダ )

MVPの甲斐(撮影・岡田丈靖)
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 MVPに輝いたソフトバンク甲斐拓也(25)を高校時代に捕手へコンバートした大分・楊志館野球部元監督の宮地弘明さん(47)がスポニチ本紙の取材に応じた。

 甲斐キャノンについて「当時から矢のような送球で、普通に相手チームに走られることはなかった」と強肩ぶりが群を抜いていたことを明かした。「昨年日本シリーズを経験し、プレーヤーとしても人としてもより尊敬できる選手に成長した」と話した。

 クライマックスシリーズの最中に電話がかかってきた。今月9日から始まる日米野球について「侍ジャパンに選ばれました。メジャーの捕手を間近で見られるのが楽しみです」と胸を躍らせていたという。

 日本一の捕手にとって、高校時代に出会った大切な人がもう1人いる。2学年上で野球部マネジャーを務めた大崎耀子(あきこ)さんだ。末期の上咽頭がんと闘いながら献身的に部員をサポート。最後の夏は治療を中断してベンチ入り。だが、前年甲子園に出場したチームはまさかの初戦負け。その3カ月後に大崎さんは旅立った。

 彼女が大切にしていた言葉が「心」だった。「あっこさん」と慕っていた甲斐も1年時に同じ夏を経験した。宮地さんは「命をかけて野球を選択したあっこの思いを、拓也も胸に秘めてプレーしてくれているだろう」と日本一の教え子に思いをはせた。

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