広島ミスミス零敗…また悲願お預け 緒方監督「自分の力不足」

[ 2018年11月4日 05:30 ]

SMBC日本シリーズ第6戦   広島0―2ソフトバンク ( 2018年11月3日    マツダ )

4回、鈴木が三振に倒れて3者連続三振となり、ベンチで厳しい表情の緒方監督(撮影・北條 貴史)
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 球団初のリーグ3連覇を成し遂げ成熟しつつあるチームでも、頂点に立つことはできなかった。広島は日本ハムに敗れた2年前と同様、本拠地・マツダで敵の胴上げを見せられる屈辱。34年ぶりの日本一を逃した緒方監督は「力の差は感じなかった。この結果は自分の力不足。申し訳ない」と何度もわび、責任を背負い込んだ。

 赤ヘル野球が通用しなかった。最後の得点圏に走者を進めた場面となる2回2死一、三塁。石原が2球連続の空振りで簡単に追い込まれると、3球目に安部が二盗失敗。この場面を指揮官は「ランエンドヒット」と説明し「シーズンからいろんなことを仕掛けてやってきた。動いて突破口を開こうと思った」。思惑は外れたが後悔はない。初回、無死一塁では菊池が今季35回目にして初の犠打失敗。作戦を仕掛けたうえでかみ合わなかった。

 指揮官が信条とする「守りの野球」。だからこそ、敵の堅実な守備には感服した。「福岡の戦いの中で、流れを渡してくれなかった。スキをついていくというのがうちの戦い方だから」。広島が全6戦で犯した3失策のうち、2つが失点に絡むなど、小さなミスが命取りとなった。

 新井とともに戦った試合も最後となり「日本一で送り出してあげたかったけど申し訳ない」と頭を下げた。「悔しいだけでは終われない。終わった瞬間に次の戦いは始まっている」。悲劇は、さらなる鍛錬の糧になる。(河合 洋介)

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