大谷 気持ち切れてない!決勝22号 右肘手術決断翌日“戦友”撃ち

[ 2018年9月28日 05:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス3―2レンジャーズ ( 2018年9月26日    アナハイム )

<エンゼルス・レンジャーズ>8回1死、決勝の22号ソロを放ちナインに祝福される大谷(撮影・会津 智海)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が26日(日本時間27日)のレンジャーズ戦で、同点の8回に日本ハム時代の同僚クリス・マーティン投手(32)から決勝の22号ソロを放った。日本ハム時代の16年に記録した自己最多本塁打数に並んだ。今季終了後に右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けると発表した翌日の一発。新人王に猛チャージをかける。

 大事な友に成長を見せつけた。8回1死、2ボール2ストライク。大谷がC・マーティンの95マイル(約153キロ)外角直球を逆らわずに叩く。左翼へのライナー性の打球は低い弾道のままフェンス上で跳ね、向こう側のブルペンに落ちた。16年に日本ハムで一緒に日本一を味わった右腕から、決勝弾を放った。

 「場面も場面だったし、一緒に戦ってきた選手なので、打ちたいなという気持ちは当然、他の投手よりは強いかなと思う」

 燃えて、打った。日本での自己最多記録だった16年にメジャー1年目で並ぶ22号。「場所も相手も違うので、全然違うような感じ」と言いつつ「ぎりぎり入ってくれて良かった。最後の最後でいいところで打てて良かった」と喜びに浸った。

 同じア・リーグ西地区で戦う。試合の際はグラウンドで互いの近況を報告し、前日も米国で人気のシミュレーションゲーム「ファンタジー・フットボール」の話題で盛り上がった。日本ハム時代に練習で打席に立ったことはあるが、試合での対戦は初めてだった。「ボール先行になり、彼から(日本ハム時代に)教えてもらったスプリットを投げたかったが、投げられない状況になった」とマーティン。開幕直後の4月には走者としてけん制球で刺されたことがあり、借りを返した。

 今季終了直後に右肘のトミー・ジョン手術を受けることを発表してから一夜明けて臨んだ一戦。心境の変化は「特にない」と言った。前日同様に「日が落ちてくると(ボールが)見にくい」と、同じ左打者のカルフーンとともに早出フリー打撃を行うなど、準備だけは怠らなかった。

 マイク・ソーシア監督は「言うまでもなく翔平にはパワーがある。打者として来季の準備はすでにできている」と絶賛。主砲トラウトは帰り際に日本の報道陣に向かって「大谷が新人王だ!」と笑顔で叫んだ。シーズンは残り3試合。4本塁打差で追うアンドゥハー(ヤンキース)らと争う新人王レースとともに、自己記録更新となる23号に注目が集まる。 (柳原 直之)

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