大リーグで死球合戦 ヤンキースのサバシアが出来高無視の報復「やるべきことを実行しただけ」

[ 2018年9月28日 10:17 ]

ア・リーグ   ヤンキース12―1レイズ ( 2018年9月27日    セントピーターズバーグ )

<レイズ・ヤンキース>退場処分のサバシアはレイズベンチを指差す (AP)
Photo By AP

 27日に行われたレイズ―ヤンキース戦において、警告試合が宣告された中、ヤンキースのCC・サバシア投手(38)が死球を投じて退場処分となった

 この試合に先発したサバシアは5回にバウアーズへ死球を与えたが、レイズは前日の試合でもキーアマイヤーが田中から右足に死球を受けて骨折。2試合連続の死球に黙ってはいられなかったのだろう。

 6回にレイズは3番手・キトレッジがヤンキースの捕手・ロマインに対して頭部付近への投球。球審はすぐに警告試合を宣告したが、その裏にサバシアはレイズの捕手・スークレの左足にぶつけて即退場となった。

 マウンドを降りるサバシアはレイズベンチを指差し、何やら言葉を発していたが、「何を言ったか覚えていない」とは本人の試合後のコメント。この試合で7回を投げ切れば、シーズン155イニングとなり、50万ドル(約5600万円)の出来高が支払われるはずだったが、シーズン最後の登板は6回途中、5回0/3で降板。シーズン153イニングで、出来高獲得に2イニング足りなかった。

 ヤンキースのブーン監督はロマインへの頭部付近の投球について、「明らかに故意だった」と憤慨。サバシアも「チームメートが危険に晒されたら、例外はない」とスークレへの死球が報復であったことを認め、「出来高のことなど頭にない。やるべきことを実行しただけだ」と続けた。

続きを表示

2018年9月28日のニュース