広島スカウト会議、「Aランク」は東洋大トリオら5選手 金足農・吉田は「保留」

[ 2018年9月28日 13:32 ]

 広島は28日、広島市中区の球団事務所でスカウト会議を開き、大学・社会人の指名候補48選手を映像で確認した。投手では、東洋大・甲斐野央、上茶屋大河、梅津晃大、日体大・松本航、野手では立命大・辰巳涼介の5選手をドラフト1位候補となるAランクにリストアップ。さらに、高校生で最上位評価する大阪桐蔭・藤原恭大、根尾昂、報徳学園・小園海斗らを含めて、10月中旬に開く会議で絞り込みを行う。

 会議に出席した苑田聡彦スカウト統括部長は、「即戦力ばっかりを獲ればその1年はいいかもしれないが、育てるのがカープの伝統としてある。左投手で言えば、床田や高橋(昂也、樹也)の成長の芽を摘むことは避けたい」とコメント。この日も、上位候補だけでなく、将来性のある有望株も映像でチェックした。

 社会人に関しては、「“ハッキリとこれが1位”というのはいなかった」と見通しを明かし、金足農・吉田輝星について「プロ志望届を出していないので保留です」と議論を先送り。「さすがカープという1位を指名したい」と10月25日のドラフト会議を見据えた。

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2018年9月28日のニュース