近大付の藤本監督は記念大会男 亡き恩師に捧げる涙の復活V

[ 2018年7月29日 09:00 ]

第100回全国高校野球選手権南大阪大会決勝   近大付2―0大商大堺 ( 2018年7月28日    シティ信金スタ )

<近大付・大商大堺>南大阪大会を制し胴上げされる近大付属・藤本監督(撮影・後藤 正志)
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 南大阪大会では近大付が大商大堺を破り、10年ぶり5度目の出場を決めた。プロ注目の最速141キロ左腕・大石晨慈投手(3年)が被安打8の4奪三振。公式戦初完封で華を添えた。同校が夏初出場を決めた1988年に主将だった藤本博国監督(48)は亡き恩師に吉報を届けた。また、同校OBの音楽プロヂュサー・つんく♂、お笑い芸人・小籔千豊らから祝福の言葉も届いた。

 部員の手で7度宙を舞った藤本博国監督にとっては亡き恩師に捧げる優勝でもあった。2016年7月14日に当時野球部部長も兼任していた岡崎忠秀校長がくも膜下出血で急逝。定年退職を控えた同年夏はベンチ入りがかなわず、初戦で敗れた。

 「選手のことが大好きで、野球部の一番の理解者でした」

 3年ぶりに初戦突破した今夏は、ウイニングボールを能勢町にある墓前に届けた。近日中にも再訪を予定し、「やっといい報告ができます」と喜んだ。

 指揮官は記念大会にめっぽう強い。夏初出場を決めた88年の第70回大会では主将を務め、10年前の90回大会も監督としてチームを聖地へ導いた。「南大阪の代表として胸を張って戦いたい」。記念大会男が目指すのは25年ぶりの夏1勝だ。(吉仲 博幸)



 <女性部長も歓喜> 〇…白山(三重)に続いて女性部長も聖地への切符をつかんだ。16年7月から就任した寺林千恵子部長(50)だ。今の3年生部員を1年生の時から見守ってきたとあって「よう頑張った」と優しいまなざしを向けた。寺林部長は日体大の出身で、卒業後は女子サッカーの旭国際バニーズのGKとして3年間活躍。同チームでは報徳学園・小園の母こず江さんと一緒にプレーした間柄だ。

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